
Snapdragon 8s Gen 4搭載に続き、ソフトウェア面でも大幅強化
英ロンドン発のスマートフォンブランド「Nothing」は、次期フラッグシップモデル「Nothing Phone (3)」におけるソフトウェアサポート方針を正式に発表しました。これにより、同モデルは5年間のメジャーOSアップデートおよび7年間のセキュリティパッチ提供という、Android端末としては非常に長期のサポートが提供されることになります。

この発表は、前日に明かされたSnapdragon 8s Gen 4の搭載決定に続く形で行われたもので、ハードウェアとソフトウェアの両面で着実な進化を印象づける内容となっています。
「5年・7年」への道を開いたSnapdragon 8s Gen 4
Nothingの共同創業者であるアキス・エヴァンゲリディス氏は、SNS上でのユーザーからの質問に答えるかたちでソフトウェアサポート期間を明言しました。従来の「4年・4年」(=OSアップデートとセキュリティの両方が4年)から、「5年・7年」へと大幅に延長された理由について、同氏はSnapdragon 8s Gen 4の選定によって実現可能になったと述べています。
この新しいSoCは、Nothing Phone (2)と比較して、GPU性能が88%向上、CPUが33%高速化、NPU(AI処理)性能が125%向上しており、端末の寿命を支えるには十分なポテンシャルを持っています。
Nothing Phone (2)からの大幅改善
今回発表されたサポート方針は、前モデル「Nothing Phone (2)」の3年のOS更新・4年のセキュリティアップデートと比べても、非常に大きな改善です。Androidスマートフォン市場においては、長期サポートを提供するブランドは一部に限られており、Nothingがその仲間入りを果たすことで、製品としての信頼性や持続可能性がより一層高まったと言えそうです。
7月発表へ期待高まる
Nothing Phone (3)は、2025年7月に正式発表される予定です。今回の発表により、性能面だけでなく、ソフトウェア体制においてもハイエンドクラスの水準を目指す姿勢が明確となりました。発売日や価格、その他の詳細についても今後の続報に注目が集まります。