
Googleが展開する人気のコミカル広告シリーズ「Best Phones Forever」の最新作が公開されました。今回のエピソードでは、Appleが発表したiOS 26の新機能が、Pixelユーザーにはおなじみのものばかりだと冗談を交えながら指摘しつつ、次期フラッグシップ「Pixel 10」の存在もちらりと示唆しています。
iOS 26の“新機能”にPixelがひとこと
このシリーズはこれまでにも、PixelとiPhoneの擬人化キャラクターが軽快な会話を繰り広げる形式で、両者の共存関係を描いてきました。中でも過去の「Responding to the Rumors」では、iPhoneの“新機能”がいかにPixelに先行されていたかを笑いとともに伝える内容が話題となりました。
そして今回の新作「Responding to MORE Rumors」では、iOS 26で追加されたテキストメッセージのライブ翻訳、Hold Assist、通話のスクリーニングといった機能を、Pixelがすでに実装済みであることをさりげなくアピール。
iPhoneが「いや~、偶然だよね」と苦笑いするシーンもあり、あくまでユーモアに包まれた形でPixelの優位性を訴える内容になっています。
Pixel 10の存在もチラ見せ
今回の動画の最後では、iPhoneが「で、Pixel 10では何を仕込んでるの?」と問いかけるシーンが登場。Pixelは少し戸惑いながらも答えを濁す演出で、次期モデルに何らかの新機能が搭載される可能性を示唆しています。
なお、Pixel 10には「Magic Cue」と呼ばれる新機能の存在も最近リークされており、今後の詳細発表が注目されています。
映画館でも展開、スクリーン前にほっこり
また興味深いことに、このシリーズは最近では映画館でも短編CMとして上映されていることが明らかになりました。上映前にiPhoneとPixelが登場し、「スマホの音を消してね」と観客に呼びかける、ちょっとした心和む導入として活用されています。
この試みは、今夏に公開予定の『ヒックとドラゴン』実写版や新作『スーパーマン』『ファンタスティック・フォー:ファーストステップ』といった大型ブロックバスター映画の公開ラッシュに合わせた、絶妙なタイミングでの展開とも言えます。
Googleの「Best Phones Forever」は、競合を直接批判することなく、自社製品の魅力をユーモラスに伝える巧妙なプロモーションとして多くの支持を集めています。Pixel 10の正式発表に向けて、今後もこのシリーズがどのような展開を見せるのか注目です。