
vivo傘下のスマートフォンブランドiQOOは、次期ミドルハイレンジモデル「iQOO Z10 Turbo」および「iQOO Z10 Turbo Pro」を4月28日に中国国内で正式発表することを明らかにしました。これに先立ち、公式ポスターやティザー画像からデザインやバッテリー性能の詳細が公開されています。
Proモデルは7,000mAhバッテリー&120W急速充電対応
注目のZ10 Turbo Proには、7,000mAhという大容量バッテリーが搭載され、さらに最大120Wの超急速充電に対応していることが判明しました。これにより、バッテリー残量がゼロの状態からわずか33分でフル充電が可能になるとのことです。これは、前モデルのZ9 Turbo(58分でフル充電)に比べて大幅な高速化となっています。

また、Turbo ProはUSB PD / PPSの100W充電およびUFCS準拠の44Wフュージョン充電にも対応。付属のUSB-C to USB-Cケーブルで、様々な規格に柔軟に対応する設計です。
スタンダードモデル「Z10 Turbo」はさらに大容量の7,620mAhバッテリー搭載

一方、スタンダードなZ10 Turboは、さらに大きな7,620mAhのバッテリーを備えており、こちらは最大90Wの急速充電に対応。長時間駆動を求めるユーザーには魅力的な選択肢となりそうです。
搭載チップセットとディスプレイ性能
パフォーマンス面では、Z10 TurboがMediaTekのDimensity 8400チップセットを採用するのに対し、Turbo Proは最新のSnapdragon 8s Gen 4を搭載。処理性能にも明確な差がつけられています。
両モデルとも、6.78インチのOLED LTPSディスプレイ(解像度1.5K、リフレッシュレート144Hz)を採用。滑らかな表示と高い応答性を兼ね備えたディスプレイ仕様です。
カメラ構成にも違いあり
カメラ性能に関しては、Z10 Turboが50メガピクセル+2メガピクセルのデュアルカメラを搭載予定であるのに対し、Proモデルは50メガピクセル+8メガピクセル構成になると見られています。Proモデルの方が広角や補助カメラ面で充実した仕様となる可能性があります。
発表目前となったZ10 Turboシリーズ。バッテリー性能や充電スピード、さらにはSoCやディスプレイ性能まで、あらゆる面で強化が図られており、ミドルレンジモデルとは思えない仕上がりに期待が高まります。今後の正式発表やグローバル展開についても注目したいところです。