【比較】AQUOS sense9、sense8からのチップ性能進化はどれくらい？

昨日シャープが発表した最新ミッドレンジモデル、AQUOS sense9。

Snapdragon 7s Gen 2を搭載し、一応チップセットのクラス的には前モデル、AQUOS sense8のSnapdragon 6 Gen 1からアップグレードとなりました。

ただ、このSnapdragon 7s Gen 2は事実上のSnapdragon 6 Gen 1のアップグレード版と言われており、実際にスペックを比較してもこの情報は間違いなさそう。

	Snapdragon 7s Gen 2	Snapdragon 6 Gen 1
リリース時期	September 2023	September 2022
パフォーマンスコア	4x ARM Cortex A78 @ 2.4GHz	4x ARM Cortex A78 @ 2.2GHz
高効率コア	4x ARM Cortex A55 @ 1.95GHz	4x ARM Cortex A55 @ 1.8GHz
GPU	Adreno 710	Adreno 710
モデム	Snapdragon X62 5G Modem	Snapdragon X62 5G Modem
接続	FastConnect 6700 Mobile Connectivity System	FastConnect 6700 Mobile Connectivity System
メモリサポート	Max. LPDDR5 – 3200MHz	Max. LPDDR5 – 3200MHz
製造	Samsung 4nm	Samsung 4nm

となると、気になるのは実際にAQUOS sense8→AQUOS sense9でどの程度性能が進化しているのか、という点になります。

というわけで今回は、Snapdragon 7s Gen 2とSnapdragon 6 Gen 1とのベンチマーク上の性能比較を見てみたいと思います。

ご覧のように、AntutuでもGeekbenchでもCPU性能に関しては大きな差はなく、SD6Gen1→SD7sGen2でのベンチマーク向上幅は1割未満となっています。

一方、GPUに関しては2割前後性能がアップしているのが分かります。

よって、AQUOS sense8→AQUOS sense9での性能比較として、CPU性能に大きな進化はないものの、GPU、つまりグラフィック処理能力に関しては1世代分くらいは順当に向上していると言ってよさそうです。