Googleが今年5月にリリースした廉価版Pixel、Pixel 7a。
国内ではいまだに最新のPixel 8/8 Proよりも売れているという印象ですが、このPixel 7aで最近「バッテリー消費が異常に速い」という報告が急増しています。
この他、価格.comなどでも同様の症状を訴えるユーザーが複数おり、中には就寝中、全く使っていない状態で一気に30%も残量が減った、といった報告も。
Pixelに限らず、システムソフトウェア、あるいは特定アプリのアップデートなどが原因でバッテリー消費が急に速くなる、というのは珍しいことではありませんが、それにしては少し症状が極端すぎるという印象です。
原因はバッテリー消費速度ではなく、バッテリー残量表示のバグ
しかしこの問題、さらに調べてみると、バッテリー残量の%低下は異常に速いものの、実際には1%台まで残量が減っても使い続けることが可能、といった報告が多数あることが判明。
つまり、実際にはバッテリーが異常消費されているわけではなく、バッテリー残量の表示がバグっているために、十分な残量があるにもかかわらず、1%など、ほとんど残っていないように表示されてしまう、ということのようです。
この症状、1~2週間前から報告が急増しているという印象で、断定はできませんが、最近のセキュリティアップデート、あるいはGoogleシステムアップデートあたりがトリガーとなっている可能性が高そう。
なお、この問題はPixel 7aユーザーからの報告が圧倒的に多いのは事実ですが、Pixel 6aなどでも発生例がちらほら。
よって、ひょっとするとPixelスマホ全体のバグという可能性も否定はできません。
Pixelのバッテリー残量表示バグの改善方法
なお、この症状は端末の充電が完全に0%までになるまで使う「完全放電」を行うことで、表示が正常になるといった報告も散見されます。
ただ、完全放電はバッテリー寿命を縮めると言われているので、個人的にはあまりお勧めしませんが、やってみるという方はあくまでその点を理解した上で行うようにお願いします。
一方、一部のユーザーからは端末の強制終了(電源ボタンを30秒以上長押し)+再起動でも表示バグが改善した、という報告も。
とりあえずはこちらから試した方が良いかもしれません。
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