ソニーの新型Xperia、Xperia 1 IVで結構広範囲な問題となりつつある発熱による機能制限。
最も多いのはカメラでの写真・動画撮影時に発熱によりカメラがアプリが強制終了したり、ウェブブラウジングやYoutubeといったちょっとした日常使いでもリフレッシュレートが120Hz→60Hzに強制ダウンされてしまう、といった症状。
これらの現象については国内外で複数の報告が見られ「不具合」ではないものの「不都合」として不満に思っている方も多い模様です。
そんな中、このXperia 1 IVでこれらの発熱による機能制限をおそらくすべて?無効にする方法が紹介されていました。
ADBコマンドで以下を実行するというもの:
adb shell pm disable-user com.sonyericsson.psm.sysmonservice
パソコンが必要になりますが、特に難しい手順はありません。
(ADBコマンドのやり方についてはこちらの記事が丁寧に説明しておりおすすめです)
確かにこのADBコマンドを実行するとカメラ落ちはなくなるようです。
ただ、その代わり?でしょうか、カメラアプリの動作が若干遅く・カクつくようになる気がします。
よって、これについてはアプリ落ちとカクツキのトレードオフという側面もありそうです。
また、これによりリフレッシュレートが強制的に120Hz→60Hzに変更されることもなく、120Hz表示が維持されます。
ただ、Reddit上ではこのADBコマンドによってベンチマークスコアが逆に下がるという報告もあるので、必ずしも熱制御オフ→性能アップ、とも言えないようです。
ちなみにこの変更で特に端末の発熱が酷くなった、という感覚はありません。
ただ、これはあくまで端末外側の体感温度であって、内部でどの程度まで温度が上昇しているのかは不明。
また、当然これはマニュアルにも載っていない「非公式」な方法であり、不具合などが発生する可能性も。(私はすぐに元に戻しました)
このADBコマンドのDisable (無効化)は基本的には熱制御をオフにするという事のようで、これは非常に重要な機能である可能性も。
よって、制御を外すことで発熱が増し、端末に何らかのダメージを与えるという可能性もあります。
やってみるという方はくれぐれも自己責任でお願いします。
ソース:Hardware Zone
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