
中国のCoolpadは、横長のディスプレイを採用したAndroidスマートフォン「Coolpad Cool X Wide」を正式に発表しました。中国での価格は999元(約150ドル)からで、11月8日より出荷が始まる予定です。折りたたみ機構を使わずに横幅の広い画面を実現したスマートフォンはまだ珍しく、今回の製品は約150ドルという手頃な価格も特徴です。
16:10の横長ディスプレイを採用

Coolpad Cool X Wideは、6.38インチのディスプレイを搭載しています。画面のアスペクト比は16:10で、一般的なスマートフォンよりも横幅を広く取った設計です。リフレッシュレートは90Hz、解像度は1158×720ピクセルとなっています。
近年は、Huaweiの「Pura X View」のように、折りたたみ機構を使わずに横幅の広い画面を採用するスマートフォンにも注目が集まっています。OPPOも同様の端末を開発していると報じられていますが、今回のCoolpadの製品は、こうした形状を低価格帯に持ち込んだ点が特徴です。

また、中国向けのHuawei Pura X ViewはAndroidではなくHarmonyOS NEXTを採用しています。そのため、Androidを搭載した同タイプのスマートフォンとしても、Cool X Wideは注目される製品となっています。
Helio G99搭載で5Gには非対応
主なスペックは以下のとおりです。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ディスプレイ | 6.38インチ、1158×720 |
| アスペクト比 | 16:10 |
| リフレッシュレート | 90Hz |
| SoC | MediaTek Helio G99 |
| メモリ | 8GB/12GB |
| ストレージ | 128GB/256GB |
| ストレージ規格 | UFS 2.2 |
| メモリ規格 | LPDDR4X |
| バッテリー | 4,600mAh |
| メインカメラ | 5,000万画素 |
| 通信 | 4G |
| 本体サイズ | 150.3×94.5×8.95mm |
| カラー | ブラック、ホワイト、レッド |
搭載するSoCはMediaTek Helio G99で、メモリにはLPDDR4X、ストレージにはUFS 2.2を採用しています。バッテリー容量は4,600mAh、メインカメラは5,000万画素です。
一方、Helio G99は4G通信向けのチップであるため、Cool X Wideは5Gに対応していません。ディスプレイの解像度や処理性能も含め、ハイエンドモデルというより、価格を抑えたエントリークラスの端末といえます。
最安モデルは約2.2万円、上位モデルも用意
中国での販売価格は、メモリとストレージの構成によって3種類に分かれています。
| 構成 | 価格(中国) | 米ドル換算 |
|---|---|---|
| 8GB+128GB | 999元 | 約150ドル |
| 8GB+256GB | 1,199元 | 約180ドル |
| 12GB+256GB | 1,399元 | 約209ドル |
最安モデルは999元で、日本円では約2万2,500円です。最上位モデルでも1,399元に抑えられており、横幅の広い画面を採用したスマートフォンとしては手頃な価格設定です。
現在、中国のECサイトJD.comで予約を受け付けており、出荷は11月8日に始まる予定です。現時点では、中国以外の地域でも販売されるかどうかは明らかになっていません。
横長スマホの選択肢が低価格帯にも拡大
横幅の広いディスプレイは、動画や電子書籍、ウェブサイトの閲覧などでメリットが期待できる一方、対応製品はまだ限られています。Coolpad Cool X Wideは、処理性能や通信機能を必要最低限に抑えることで、こうした形状を低価格で実現した製品です。
もちろん、5G非対応であることや、エントリークラスのSoCを採用している点は購入時の注意点となります。それでも、従来は高価なモデルが中心だった横長ディスプレイ搭載スマートフォンに、約150ドルからという選択肢が登場したことには意味がありそうです。今後、海外展開が実現するかどうかも注目されます。

