
Samsungのスマートウォッチ「Galaxy Watch」を使用している一部のユーザーから、装着したまま就寝したところ、翌朝に手首へ赤い円形の跡が残っていたという報告が相次いでいます。なかには水ぶくれができたケースもあり、睡眠中の異常発熱が原因ではないかと懸念されています。
Galaxy Watch 5 ProやWatch 7などで報告
この問題は、海外メディアのAndroid Authorityが、RedditやFacebook、Samsungの公式フォーラムなどに投稿された複数の事例を紹介したことで注目を集めました。
あるGalaxy Watch 5 Proのユーザーは、バッテリーを満充電にしてから就寝したにもかかわらず、翌朝にはバッテリーが完全に切れており、さらに時計のセンサーが接触していた部分にやけどのような赤い跡ができていたと報告しています。

同様の報告はGalaxy Watch 5 Proだけでなく、Galaxy Watch 7やGalaxy Watch 8、Galaxy Watch Ultraシリーズのユーザーからも寄せられています。
共通して懸念されているのは、睡眠中に発生したとみられる皮膚の異常と、バッテリーの急激な消耗です。ただし、現時点では、これらの症状がすべて同じ原因によって発生していると確認されたわけではありません。
通常の肌荒れか、それとも熱によるやけどか
手首に赤い跡が残る原因としては、スマートウォッチのバンドをきつく締めすぎていることや、汗や湿気がこもることによる接触皮膚炎なども考えられます。
一方、今回の報告では、単なる赤みだけでなく、水ぶくれを伴うケースもあるとされています。こうした症状は通常の肌荒れとは異なる可能性があり、熱による皮膚の損傷も疑われています。
原因として考えられるのが、スマートウォッチ内部での異常発熱です。
例えば、バックグラウンドで動作するアプリやソフトウェアの不具合によって、プロセッサーが長時間にわたって高負荷状態になる可能性があります。その結果、消費電力が増大してバッテリーが急速に減少するとともに、センサー周辺の温度が上昇し、皮膚にダメージを与えることも考えられます。
ただし、これはあくまで考えられる原因の一つです。報告された症状とバッテリー消費の関係は指摘されているものの、特定のハードウェアの欠陥やソフトウェアの不具合が原因だと確定したわけではありません。
Samsungは製造上の欠陥を認めず
現時点でSamsungは、今回報告されている皮膚の異常について、製造上の欠陥が原因だとは認めていません。
同社のサポートでは、一般的な対処方法として、バンドの締め付け具合の調整や、デバイスを定期的に清掃することなどを案内しているとされています。また、ハードウェアの故障が疑われる場合には、個別に端末を検査する対応も行われています。
スマートウォッチを長時間装着する場合、適切な装着方法や清潔な状態を保つことは重要です。しかし、睡眠中に突然バッテリーが切れるほど消耗し、さらに皮膚にやけどのような跡が残るのであれば、単なる装着方法の問題だけでは説明できない可能性もあります。
Galaxy Watchを使用していて、装着部分に急な熱さを感じたり、水ぶくれなどの異常が生じたりした場合は、直ちに取り外して使用を中止することが重要です。症状がある場合は医療機関に相談するとともに、皮膚の状態を写真に記録し、Samsungのサポートにも連絡することが推奨されます。
今回の報告だけでGalaxy Watch全体に共通する欠陥があるとは判断できませんが、睡眠中は異常な発熱に気づきにくいこともあり、原因の解明が求められます。


