
Sonyが開発する次世代ゲーム機PlayStation 6(PS6)について、将来的に登場する上位モデルのPS6 Proは、最大70TFLOPSのGPU性能と最大48GBのメモリを備える可能性があると、海外メディアのGameGPUが報じました。ただし、これらは同メディアによる技術的な推算に基づくもので、Sonyが発表した正式な仕様ではありません。
PS6は最大40TFLOPS、メモリは30GBとの予測
これまでに出ているリーク情報によると、標準モデルのPS6には、AMDのZen 6 CPUアーキテクチャとRDNA 5世代のGPUを組み合わせたプロセッサが採用されると予想されています。
GPUの演算性能は34〜40TFLOPS、メモリには最大30GBのGDDR7を採用し、メモリ帯域幅は640GB/sに達する可能性があるとされています。また、AIを活用したアップスケーリング技術のPSSRも、ゲームの画質とパフォーマンスを両立するうえで重要な役割を担うとみられます。
一方、Microsoftの次世代ゲーム機とされるProject Helixについては、68基の演算ユニットを備え、最大56TFLOPSのGPU性能と最大48GBのGDDR7メモリを搭載するとの予測もあります。
ただし、PS6とProject Helixの数値はいずれも未確定の情報です。異なるアーキテクチャ間ではTFLOPSの数値だけで実際のゲーム性能を比較できないため、これらの予測だけで両機種の優劣を判断することはできません。
PS6 Proは最大70TFLOPS、メモリは48GBに拡大か
GameGPUが独自に行った技術的な推算では、PS6 Proには84〜96基の演算ユニットを備えたGPUが採用され、演算性能は約60〜70TFLOPSに達する可能性があるとされています。
これは同メディアが想定する標準モデルのPS6に対して、約50〜65%高い演算性能に相当します。メモリ容量についても、GDDR7またはGDDR8を採用し、36〜48GBまで拡大する可能性があるとのことです。メモリ帯域幅は最大1.3TB/sと予測されています。
さらに、製造プロセスの微細化が進めば、消費電力を抑えながら演算ユニットを増やせる可能性もあります。ただし、PS6 Proに採用されるGPUの構成や製造プロセスについて、具体的な情報が確認されているわけではありません。
AI描画技術の進化も重要なポイントに
PS6 Proでは、GPUの性能向上に加えて、AIを活用した描画技術の進化も期待されています。
SonyはAIを活用したフレーム生成技術に関する特許を取得しており、将来のゲーム機に応用される可能性があります。ただし、この特許技術がPS6やPS6 Proに必ず搭載されると確定したわけではありません。
また、PS6 ProではPSSRのさらなる進化によって、アップスケーリングだけでなく、AIを活用した描画処理の高度化も期待されています。GameGPUは、こうした技術がNVIDIAのDLSSのように、画質とフレームレートの両立に貢献する可能性を指摘しています。
4K・120fpsやパストレーシングの実現が焦点に
GameGPUは、PS6 Proの目標として、パストレーシングを含む高度なリアルタイムレイトレーシングや、4K解像度で120fps、あるいは8K解像度で60fpsといった描画性能を挙げています。
ただし、これらは同メディアが想定する技術的な目標であり、実際のゲームで常に達成できることを示すものではありません。描画負荷はゲームの内容やグラフィック設定によって大きく変わるため、AIによるアップスケーリングやフレーム生成などを組み合わせることも重要になります。
また、PS6 Proが標準モデルと同じ基本アーキテクチャを採用すれば、世代内での互換性を確保しやすくなると考えられます。ただし、PS5以前のゲームを含めた後方互換性については、Sonyの正式な仕様発表を待つ必要があります。
PS6 Proが本当に最大70TFLOPSのGPUと48GBのメモリを搭載するかどうかは、まだ分かりません。今回の数値はあくまで将来のハードウェア構成を想定した推算ですが、標準モデルからGPU性能やメモリ容量を大幅に引き上げ、AI描画技術やレイトレーシングを強化する方向性が実現するのか、今後の情報が注目されます。


