PS6で入力遅延を抑える新技術が実現か、ソニーが操作に応じて次のフレームを予測する特許を出願

ソニーが、ゲーム中の操作に応じて次のフレームを予測し、表示までの遅延を抑える技術の特許を出願していたことが明らかになりました。フレーム生成によって映像を滑らかにしながら、操作への反応も改善することを目指した技術で、将来的にはPS6などへの採用も考えられます。

コントローラーの入力から次のフレームを予測

この特許は2026年10月15日に米国特許商標庁(USPTO)で公開されたもので、Wccftechが報じています。プレイヤーのコントローラー操作や現在のゲーム画面、必要に応じてモーションベクトルなどの情報を利用し、次に表示されるフレームを予測する仕組みです。

一般的なフレーム生成技術は、既存のフレームをもとに中間フレームを生成することで、実際のレンダリング性能以上に滑らかな映像を実現します。一方で、生成処理によって入力から画面表示までの遅延が増える場合があり、操作への反応速度が重要なアクションゲームやシューティングゲームでは課題となります。

今回の技術では、次のフレームが通常のレンダリングによって完成する前に、プレイヤーの入力を踏まえて予測したフレームを表示することを想定しています。これにより、フレーム生成による滑らかさを維持しながら、入力遅延を抑えられる可能性があります。

予測が外れた場合に備えた仕組みも

もちろん、プレイヤーの操作から次の映像を予測する以上、実際の描画結果と一致しないケースも考えられます。特許には、予測したフレームの生成に加え、予測が適切でない場合に備えた処理や、AIに依存しない代替手法についても記載されています。

発想としては、ネットワーク対戦ゲームで入力を先読みし、後から実際の状態に合わせて補正する「ロールバックネットコード」にも通じる部分があります。ただし、今回の技術は通信遅延を直接解消するものではなく、フレーム生成に伴う表示遅延の低減を目指すものです。

また、特許の公開だけでは、実際の製品に採用されるかどうかは分かりません。具体的な対応ハードウェアや、どのゲームで利用するのかといった詳細も明らかになっていません。

PS6に採用される可能性はあるのか

この技術が将来的に製品化される場合、次世代ゲーム機であるPS6への採用も考えられます。フレーム生成は映像の滑らかさを高める一方、操作への反応が鈍くなることが課題の一つです。ソニーがこの問題を軽減できれば、画質やフレームレートだけでなく、操作感の改善にもつながる可能性があります。

ただし、現時点でソニーがPS6向けの技術として開発していると明言したわけではありません。既存のPlayStation向けに導入される可能性も含め、具体的な搭載時期や対応機種は不明です。

フレーム生成によって表示上のフレームレートが向上しても、ゲーム本来の処理速度や操作への応答性まで自動的に改善するわけではありません。今回の特許が実用化されれば、その両立を目指す技術の一つになるかもしれません。PS6を含む今後のPlayStationで採用されるのか、引き続き注目されます。

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