PS5でPS2ゲームを最大120fpsでプレイ可能に、エミュレーター「PS5SX2」が大幅進化

PlayStation 5でPlayStation 2のゲームを動作させるエミュレーター「PS5SX2」がバージョン2.00にアップデートされ、フレーム生成や高解像度化などの新機能が追加されました。対応タイトルでは最大120fpsでの動作を目指せるほか、PS5 Proでは内部解像度を最大8倍に拡大できます。ただし、利用にはPS5の脱獄(Jailbreak)が必要で、通常の本体環境でそのまま使える機能ではありません。

フレーム生成で最大120fps、PS5 Proでは最大8倍の解像度に

開発者のsword_pdf氏が公開したPS5SX2 v2.00は、脱獄済みのPS5向けに開発されたPS2エミュレーターの大型アップデートです。

目玉となるのが、エミュレーターに組み込まれたフレーム生成機能です。30fpsで動作するゲームを60fpsに、60fpsのゲームを最大120fpsに引き上げられるとしています。ただし、フレーム生成による補間を含むため、ゲーム本来の処理速度や描画性能がそのまま2倍になるわけではありません。

PS5 Proでは、内部レンダリング解像度を最大8倍に拡大する機能も利用できます。PS2時代のゲームを現代の4Kテレビでプレイする際に、映像の粗さを軽減できる可能性があります。

HDテクスチャやオンライン対戦にも対応

今回のアップデートでは、画質やフレームレート以外の機能も強化されました。複数枚のディスクを使うゲームの処理が改善されたほか、チート用ディスクへの対応、タイトルごとのハードウェア互換性修正、一部ゲームでのオーバーレイ表示などが追加されています。

さらに、前バージョンで導入された機能も引き継がれています。HDテクスチャパックをワンクリックで導入できるほか、実績機能のRetroAchievementsをネイティブで利用でき、実績の解除時にはPS5のトロフィー通知に似たポップアップも表示されます。

対応するネットワークゲームでは、オンラインマルチプレイ機能も復活しています。ただし、すべてのゲームでオンライン機能が使えるわけではありません。

利用には対応ファームウェアと脱獄が必要

PS5SX2を利用するには、PS5のシステム制限を解除し、自作ソフトなどを実行できる環境を用意する必要があります。

記事によると、2026年10月時点では「Relapse」と呼ばれる脆弱性を利用した手法が登場しており、ファームウェア13.60以下のPS5が対象とされています。ファームウェア13.60は2026年7月に公開されたバージョンで、それより新しい14.xx系統などに更新している場合は、この手法の対象外です。

ただし、脱獄は本体の再起動後も自動的に維持されるわけではなく、再起動するたびに改めて有効化する必要があります。また、脱獄によってPlayStation Network関連サービスの利用に制約が生じる可能性があるため、オンライン機能を重視するユーザーは注意が必要です。

PS5SX2 v2.00によって、PS5でPS2の名作を高画質かつ滑らかな映像で楽しめる可能性が広がりました。一方で、利用には対応ファームウェアや脱獄環境などの条件があり、一般的なPS5ユーザーがアップデートだけで使える機能ではありません。導入を検討する場合は、オンラインサービスへの影響も含めて慎重に判断する必要があります。

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