
2026年10月5日より配信が開始されたシャープのスマートフォン「AQUOS sense10」向けのAndroid 17アップデートにおいて、アップデート適用後に動作上の深刻な不具合が発生しているとの報告がSNS(X)や5ちゃんねるなどのインターネット上で相次いでいます。
現在、本アップデート(ビルド2.00.00)はSIMフリー版(SH-M33)のみに提供されており、キャリア版への配信はまだ行われていませんが、アップデートを検討中のユーザー間で注意が呼びかけられています。
主な不具合の症状:「AQUOS Home」のエラーと履歴が開けない問題
報告されている主な不具合は、再起動時やアプリ履歴(最近のアイテム)を表示しようとした際、画面上に「AQUOS Homeが繰り返し停止しています」というエラーメッセージが表示されるというものです。

具体的な症状として、以下のような事例が確認されています。
- アプリ履歴(アプリ切り替え)が開かない: 画面下の操作で履歴を開こうとすると画面がブラックアウトしたり、UI全体の動作が極めて重くなったりします。
- 起動中のアプリを終了できない: 履歴画面に遷移できないため、バックグラウンドで動作しているアプリの切り替えや終了が困難になる事例が起きています。
設定や他社製ホームアプリへの変更でも改善せず
不具合を検証したユーザーによると、問題は標準の「AQUOS Home」アプリ単体や特定の操作方法に限られていないことが判明しています。
- ナビゲーション方式を問わず発生: 「ジェスチャーナビゲーション」「3ボタンナビゲーション」のどちらに設定していても同様に発生します。
- サードパーティ製ホームアプリでも再現: 「Nova Launcher」や「Smart Launcher」といったサードパーティ製のホームアプリに変更した場合でも症状が解消されず、同様のエラーが発生します。
試行されている対処法と現状
不具合に見舞われたユーザーからは、端末の再起動をはじめ、多様なトラブルシューティングが試みられています。
- 「AQUOS Home」の強制停止、キャッシュ削除、データ削除
- セーフモードでの起動
- 「Android System WebView」のアップデート
- 「Android System Intelligence」のダウングレード(更新前状態への復元)
しかし、これらの対処を行っても「一時的に1〜数回ほど履歴が開けるようになるがすぐに再発する」ケースがほとんどであり、根本的な解決には至っていません。なお、普段からAQUOS Home以外のホームアプリを使用しており、エラー表示後に強制停止処理を行うことでその後は支障なく利用できているという報告も一部見られます。
今後の対応について
今回の症状は、各種ランチャーやサードパーティ製アプリ側の問題というよりも、Android 17システムやAQUOS独自のシステム統合部分における不具合の可能性が高いと推測されています。
現在本不具合が確認されているのはSIMフリー版(SH-M33)の初期アップデートユーザーに限られています。キャリア版を所有しているユーザーや、SIMフリー版でまだアップデートを実施していないユーザーは、メーカーからの公式アナウンスや修正アップデート(修正パッチ)が配信されるまで、OSアップデートの適用を見送ることが推奨されます。

