
外装を完全に取り外したPlayStation 5 Proを段ボール箱に収め、外付けファンで冷却するという大胆な改造が、購入から1年経った現在も問題なく動作しているとして話題になっています。
このPS5 Proを所有しているのは、米国で質屋を営むRedditユーザーです。ある客が外装を取り外したPS5 Proを持ち込んだことをきっかけに、その内部基板などの主要な電子部品だけを100ドルで購入。最終的には段ボール箱を筐体代わりにして運用するという、かなり特殊な使い方を始めました。
PSVR2でも毎日使用、外付けファンで冷却
外装がないため、通常のPS5 Proに備わっている冷却機構をそのまま利用できません。そこで外付けファンを用意し、常時冷却しながら使用しています。

しかも、単に軽いゲームを動かしているわけではありません。所有者によると、このPS5 Proは毎日のようにPSVR2で使用しているとのことです。PSVR2はPS5 Proにとって負荷の大きい用途の一つですが、それでも1年間にわたって動作を続けています。
一方、外付けファンを使わない場合は、PSVR2のゲームや「Crimson Desert」のような負荷の高いタイトルをプレイすると、およそ30分で過熱してしまうそうです。そのため、外付けファンによる冷却はこの環境では必須となっています。
所有者は、通常なら800ドルほどかかるPS5 Proを100ドルで入手できたこともあり、現在の環境に非常に満足しているとしています。
「ホコリで壊れる」との予想も外れる
この改造機が注目を集めたのは、単に外装を取り外したという奇抜さだけではありません。
1年前に最初の写真を公開した際には、Redditユーザーからホコリが内部に大量に蓄積して短期間で故障するのではないかという指摘が相次いでいました。
しかし、実際には1年経っても動作しています。
所有者は、ホコリが問題になるのは、外装内部にホコリが溜まって通気を妨げるケースがあるためだと説明しています。外装そのものを取り払っているため、ホコリが外装に蓄積して通気を塞ぐという問題が起こりにくいという考えです。
もちろん、これは一般的なPS5 Proの使用方法とは大きく異なります。外装を取り外した状態では冷却面での問題が生じるため、外付けファンを常時稼働させる必要があります。それでも、結果として1年間にわたって実用に耐えている点は興味深いところです。
PS5 Proには交換用シェルという選択肢が少ない
今回の一件は、PS5 Proの改造例として面白いだけでなく、ゲーム機の交換用パーツについても考えさせられる事例となっています。
ソニーやサードパーティーからは、コントローラーや内部パーツを含むさまざまな交換部品やアクセサリーが販売されています。しかし、ゲーム機本体の外装を丸ごと交換できるシェルは、選択肢がかなり限られています。
ゲーム機は輸送中などに外装を破損してしまうケースもあります。そのような場合に、本体を買い直すのではなく外装だけを交換できれば、ユーザーにとって大きなメリットになります。
今回の段ボール箱仕様は極端な例ですが、外装を失ったPS5 Proを1年間実用できているという事実は、交換用シェルの需要を考えるきっかけにもなりそうです。少なくとも、誰もが真似できる方法ではないものの、非常に大胆なPS5 Proの再利用例であることは間違いありません。
