
GoogleがPixel向けに配信した9月のPixel Dropをめぐり、アップデート後に不具合が発生したとの報告がユーザーから相次いでいます。音声入力の反応が大幅に遅くなったり、電波状況が良好にもかかわらず通信関連のエラーが表示されたりするケースのほか、アプリ使用時の動作遅延も報告されています。一方、System UIのキャッシュを削除することで改善したというユーザー報告もあります。
音声入力が最大6秒遅れるとの報告
今回の報告の発端となったのは、Redditに投稿されたPixel 6 Proユーザーの体験談です。
投稿者によると、9月のPixel Dropを適用して以降、音声入力からテキストへ変換する機能の反応が極端に遅くなり、話した内容が画面に表示されるまで最大で6秒ほどかかる場合があるといいます。
さらに、電波強度が十分に確保されている状態にもかかわらず、ネットワークが不安定であることを示すエラーメッセージが表示されるケースも報告されています。
この問題はPixel 6 Proだけに限られているわけではないようです。投稿へのコメントでは、Pixel 8ユーザーからも似た症状が報告されているほか、Pixel 10 Pro XLユーザーからも9月のPixel Drop以降に通信関連の問題が発生したとの声が寄せられています。
UIの動作が重くなるケースも
別のRedditスレッドでは、Pixel 8ユーザーがアプリ使用中の動作遅延について報告しています。こちらも同様の症状を訴えるPixelユーザーが複数確認されており、9月アップデート後にUIの動作が重くなった可能性が指摘されています。
ただし、すべてのPixelユーザーが問題を経験しているわけではありません。アップデート後も特に問題なく使えているという報告も複数あり、症状の発生には端末や環境による違いがあるようです。
System UIのキャッシュ削除で改善する可能性
動作遅延については、System UIアプリのキャッシュを削除することで改善したというユーザー報告があります。
試す場合は、設定から「アプリ」→「すべてのアプリ」を開き、右上のメニューからシステムアプリを表示します。その中から「System UI」を探し、キャッシュを削除します。必要に応じて端末を再起動すると、変更が反映されやすくなります。
特定のアプリだけがアップデート後に重くなっている場合は、そのアプリのキャッシュやストレージを削除する方法もあります。
ただし、これらはあくまでユーザーから報告されている対処法であり、Googleが9月のPixel Dropによる不具合として公式に認めたものではありません。特にストレージの削除はアプリの設定や保存データに影響する可能性があるため、実行する際は注意が必要です。
現時点では、今回報告されている問題の原因や発生条件は明確になっていません。Googleから正式な説明や修正アップデートが提供されるかどうか、今後の動向が注目されます。
