
PS6に搭載されると噂されているAMD製APU「Orion」について、新たな情報が浮上しました。AMDの最新グラフィックスドライバーから、Orionに搭載されるGPUとみられるコードネーム「ATLite3」が発見されたとされており、RDNA 5世代のGPUになる可能性があります。
AMDの最新ドライバーに謎のGPUコードネーム
これまでのリーク情報では、PS6にはAMDが開発するOrionというコードネームのAPUが搭載され、RDNA 5ベースのGPUを統合すると伝えられてきました。
今回、AMDの最新Adrenalin 26.9.2ドライバーを調査していたAnandTechフォーラムのユーザーSixPie氏が、次世代GPUとみられる複数のコードネームを発見したと報告しています。

そのリストには「ATLite3」という名称が含まれており、AMD関連のリークで知られるKepler_L2氏は、これがOrionに搭載されるGPUではないかと推測しています。
AMDはPS5向けGPUで「Navi10Lite」というコードネームを使用していたとされており、「ATLite3」も同様に、特定製品向けに調整されたGPUを示す名称である可能性があります。
30~40CU程度のGPUになる可能性
ATLite3の詳細な仕様は明らかになっていませんが、これまでに流出したRDNA 5関連情報と照らし合わせると、おおよその規模を推測できる可能性があります。
リーク情報では、AT3と呼ばれるRDNA 5 GPUが48基のコンピュートユニット(CU)と16~24GBのLPDDR5Xメモリを搭載するとされています。一方、AT4は24CUと12~16GBのLPDDR5Xメモリを備えると伝えられています。
この情報を前提にすると、ATLite3は30~40CU程度、具体的には36CU前後になる可能性があると推測されています。
もちろん、現時点ではATLite3が本当にPS6向けGPUなのか、またCU数やメモリ構成が実際にどうなるのかは確認されていません。
PS6は40TFLOPS級になるとの情報も
PS6の性能については、これまでにもOrion APUが約40TFLOPSの演算性能を持つとの情報が出ています。
さらに、今回ATLite3のコードネームを指摘したKepler_L2氏は、以前からOrionがすでにテープアウトを完了しているとも主張しています。テープアウトは、設計を確定して製造工程へ移す段階を指すため、この情報が正しければPS6向けAPUの開発はかなり進んでいることになります。
ただし、40TFLOPSという数値だけでPS5やPS5 Pro、あるいはPC向けGPUとの実際のゲーム性能を単純に比較することはできません。アーキテクチャや動作クロック、メモリ帯域、アップスケーリング技術などによって実際の性能は大きく変わります。
Steam Deck 2向けとされるGainsboroughも確認
今回のリストには、PS6だけでなく次世代Steam Deck向けとされる「Gainsborough APU」の名称も含まれているとされています。
AMDはSonyのPS6向けOrionだけでなく、Microsoftの次世代Xbox「Project Helix」向けに「Magnus」というコードネームのAPUも開発していると報じられており、次世代ゲーム機向けに複数のカスタムチップを準備している可能性があります。
もっとも、SonyとAMDはPS6について両社の協業を明らかにしているものの、OrionやATLite3といった具体的な製品仕様については正式発表していません。
今回の情報もAMDドライバーに含まれるコードネームとリーカーの分析をもとにしたもので、ATLite3がPS6のGPUであることを直接確認したものではありません。PS6の発売時期や最終的なGPU仕様を含め、今後の正式発表が待たれます。
