
Samsungは10月1日、同社初となるオープンイヤー型のクリップ式ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds On」を正式発表しました。数カ月にわたってリーク情報が伝えられてきた新製品で、以前は「Galaxy Buds Able」という名称で呼ばれていたモデルです。
ただし、今回発表されたのは韓国向けのみで、発売日は10月27日に設定されています。現時点では、韓国以外での発売時期や展開地域については明らかにされていません。
骨伝導センサーやGalaxy AIに対応

Galaxy Buds Onは、Galaxy Buds 4やGalaxy Buds 4 Proとは大きく異なるクリップ型のデザインを採用しています。耳穴を塞がずに装着するオープンイヤータイプで、長時間の使用でも圧迫感を抑えやすい点が特徴です。
現時点でSamsungが明らかにしている主な仕様・機能は以下の通りです。
- TwinBoostスピーカー
- Audio Leakage Reduction技術
- Snapdragon S7 Gen 1 Sound Platform
- 高効率Class Dアンプ
- Intelligent Clear Call
- 3基の内蔵マイク
- 骨伝導振動センサー
- 最大9.5時間のバッテリー駆動
- Galaxy AI
- Gemini Live
- ヘッドジェスチャー
- ブラック
なかでも注目されるのが、骨伝導を利用した通話機能です。発話時の振動を検出するVoice Pickup Unitと3基のマイク、機械学習を組み合わせることで、屋外の風や周囲の騒音がある環境でも通話品質を高めることを目指しています。

また、Audio Leakage Reduction技術も搭載されており、オープンイヤー型で課題になりやすい音漏れを抑え、図書館やカフェなどでも周囲を気にせず音楽を楽しめることをアピールしています。
Galaxy AIとGemini Liveにも対応
2026年のGalaxyシリーズらしく、Galaxy Buds OnではAI関連機能も大きな要素となっています。
Galaxy AIに加えてGemini Liveにも対応し、イヤホンを装着したままAIとの会話を行えるほか、ヘッドジェスチャーにも対応します。クリップ型という新しいハードウェアだけでなく、AIを活用した使い勝手も特徴の一つとなっています。
一方で、Samsungは現時点ですべての仕様を公開しているわけではありません。防水・防塵性能や、充電ケースを含めた総合的なバッテリー駆動時間、韓国以外での発売地域などは明らかになっていません。
韓国価格は約5万円、海外展開は不透明
韓国での価格は29万9,000ウォンです。記事では約220ドルとされており、日本円では単純換算で約3万2,000円となります。
Galaxy Buds 4 Proよりは安い一方、通常のGalaxy Buds 4より高価な価格設定です。米国を含む海外市場で発売される場合、200~220ドル程度の価格になる可能性があるとみられていますが、Samsungは現時点で海外展開を発表していません。
Galaxy Buds Onが属するオープンイヤー型のクリップ式イヤホンは、すでにBoseやShokzなどが展開しているカテゴリーです。特にShokzの「OpenDots 2」など、同様の形状を採用した製品が存在しており、Samsungにとっては新たな市場への参入となります。
Galaxy Buds Onが実際にどこまで音質や通話品質、装着感、バッテリー持ちを両立できるのかは、今後の実機レビューで確認する必要があります。まずは韓国で10月27日に発売される予定ですが、Samsungがこの新しいGalaxy Budsを日本や米国などにも展開するのかが次の注目点となりそうです。


