Pixelスクリーンショットが大幅改善、AI検索より便利な新フィルターが登場

GoogleのPixel向けスクリーンショット管理アプリ「Pixel Screenshots」に、画像を探しやすくする新しいフィルター機能が追加されました。日付や保存元のアプリ、コレクションなどでスクリーンショットを絞り込めるようになり、大量の画像から目的の1枚を探す作業が大幅に楽になっています。

Pixel Screenshotsは、端末上のAIを使ってスクリーンショットの内容を解析し、「Places」や「Receipts」などのタグから画像を検索できることを特徴としていました。しかし、実際にはAIによる検索だけでは、いつ撮影したかは覚えていても画像の内容までは思い出せないケースなどに対応しにくいという問題がありました。

2026年8月にPixel 11シリーズとともに提供されたバージョン1.26.281.05では、こうした使い勝手を改善する新たなフィルターが追加されています。

日付で絞り込めるように

今回のアップデートで追加されたフィルターアイコンをタップすると、スクリーンショットを撮影した時期から検索できるようになります。

「過去24時間」「7日間」「30日間」「6カ月」「1年間」といったプリセットに加え、特定の期間を指定できる「Custom」も用意されています。

例えば、先週撮影したスクリーンショットを探したいものの、画像に何が写っていたのか覚えていないという場合でも、日付だけを頼りに候補を絞り込めます。

撮影元のアプリから探せる「Sources」

今回のアップデートで特に便利なのが「Sources」フィルターです。

Pixel Screenshotsは以前から、スクリーンショットを撮影した際に、どのアプリを使用していたのかという情報を記録していました。保存された画像の右下には、そのアプリのアイコンも表示されます。

新しいSourcesフィルターでは、この情報を検索に利用できます。例えば、友人から送られてきた追跡番号のスクリーンショットを探す場合は、WhatsAppやMessagesから撮影した画像だけに絞り込めます。メールで受け取った領収書を探すなら、Chromeやメールアプリなどに限定することも可能です。

画像の内容をAIに推測させるのではなく、すでに保存されている確実なメタデータを使うことで、目的のスクリーンショットを素早く見つけられる仕組みです。

コレクションもメイン画面から利用可能に

これまでのPixel Screenshotsでは、作成したコレクションを確認するためにメインフィードから移動する必要がありました。

今回のアップデートでは、コレクションがメインフィードのフィルターとして直接利用できるようになっています。コレクションを選択すると、その中のスクリーンショットだけがフィードに表示されるため、メイン画面から離れることなく画像を整理できます。

大量のスクリーンショットを分類したり、新しく撮影した画像を既存のコレクションに追加したりする作業も行いやすくなっています。

複数のフィルターを組み合わせられる

さらに便利なのが、複数のフィルターを同時に適用できる点です。

フィルターは画面上部にチップとして表示され、例えば「Gmail」と「過去24時間」を組み合わせることができます。

Gmailで撮影したスクリーンショットのうち、直近24時間に保存したものだけを表示するといった検索が可能になるため、数千枚の画像が保存されていても候補を短時間で絞り込めます。

このような条件指定による検索は、自然言語でAIに目的の画像を探させる方法とは異なり、保存されているメタデータを直接利用するのが特徴です。

端末を買い替えるとコレクションは引き継げない

一方で、Pixel Screenshotsには依然として大きな課題が残されています。

Googleのサポート情報によると、現時点ではPixel Screenshotsのバックアップと復元は端末間での移行に対応しているものの、クラウドへのバックアップには対応していません。そのため、Googleフォトでスクリーンショット自体をバックアップしていても、Pixel Screenshots内で作成したコレクションやメモ、リマインダーなどは引き継がれません。

端末の故障や紛失などで新しいPixelへ移行した場合、これまで時間をかけて整理した情報を再び作り直す必要が生じる可能性があります。

Pixel Screenshotsは当初、ローカルAIを活用して大量のスクリーンショットから必要な情報を見つけ出すことを大きな特徴としていました。しかし、実際の使い勝手を改善したのは、より高度なAI処理ではなく、日付や撮影元アプリといった基本的な情報を検索に活用する仕組みでした。

AIによる高度な検索機能に加えて、ユーザーが自分で条件を指定して確実に絞り込める機能を組み合わせたことで、Pixel Screenshotsは大量の画像を管理するツールとして実用性を高めています。今後は、端末を買い替えてもコレクションやメモなどの整理情報を引き継げる仕組みが追加されるかにも注目されます。

ソース

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