
Motorolaが開発を進めている、同社初のワイド型フォルダブルの詳細スペックが明らかになりました。内部では「razr flex」の名称で呼ばれ、6.92インチの165Hz OLEDディスプレイや5,000mAhバッテリー、50MPデュアルカメラなどを搭載するとされています。現時点では12月中旬の発売が予定されています。
Motorolaはすでにフォルダブルを展開していますが、今回のモデルはGalaxy Z Fold8やiPhone Du0のようなタイプになります。今回の情報では、端末の内部名称が「razr flex」、コードネームが「Parker」とされていることも判明しています。
6.92インチ・165Hzの大型ディスプレイを搭載
メインディスプレイには、6.92インチのOLEDパネルを採用します。解像度は1,728×2,364ピクセルで、最大165Hzのリフレッシュレートに対応する見込みです。
HDR10、HDR10+、Dolby Visionにも対応するとされており、ワイド型フォルダブルならではの大画面を生かした動画視聴やゲーム用途も意識した仕様になっています。
外側には4.97インチのOLEDカバーディスプレイを搭載し、解像度は1,736×1,140ピクセルです。カバーディスプレイのリフレッシュレートは現時点で確定していませんが、少なくとも120Hz、場合によっては165Hzに対応する可能性があるとされています。
本体サイズは、展開時が110×149×5.8mm、折りたたみ時が110×76×12.6mmです。重量は215gとなります。
Snapdragon 8 Gen 5と5,000mAhバッテリー
性能面では、QualcommのSnapdragon 8 Gen 5を搭載するとされています。最大3.8GHzで動作し、12GBのRAMと256GBのストレージを組み合わせる構成が確認されています。
現時点で確認されているストレージ容量は256GBのみで、microSDなどによる容量拡張には対応しない見込みです。ただし、情報元ではほかのストレージ構成が存在する可能性も否定されていません。
バッテリー容量は5,000mAhで、2セル構成になるとされています。有線充電については詳細な最大出力が不明ですが、USB-PDに対応します。また、Qi2による25Wのワイヤレス充電にも対応する見込みです。
現時点で判明している主な仕様は以下の通りです。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| メインディスプレイ | 6.92インチ OLED |
| メイン解像度 | 1,728×2,364 |
| メインリフレッシュレート | 最大165Hz |
| カバーディスプレイ | 4.97インチ OLED |
| カバー解像度 | 1,736×1,140 |
| カバーリフレッシュレート | 120Hz以上の可能性 |
| SoC | Snapdragon 8 Gen 5 |
| RAM | 12GB |
| ストレージ | 256GB、容量拡張非対応 |
| メインカメラ | 50MP、最大30倍デジタルズーム |
| 超広角カメラ | 50MP |
| 望遠カメラ | 非搭載 |
| インカメラ | 32MP |
| バッテリー | 5,000mAh、2セル |
| 有線充電 | USB-PD |
| ワイヤレス充電 | Qi2、25W |
| OS | Android 17 |
| 通信 | 5G、LTE、Wi-Fi 7、Wi-Fi Direct |
| Bluetooth | Bluetooth 6.0、LE Audio |
| SIM | nanoSIM、eSIM |
| 防水・防塵 | IP48/IP49 |
| 展開時サイズ | 110×149×5.8mm |
| 折りたたみ時サイズ | 110×76×12.6mm |
| 重量 | 215g |
| カラー | PANTONE Dark Botanical Garden、PANTONE Coriander |
なお、元情報ではSoCについて本文中にSnapdragon 8 Gen 5、掲載スペック表にはSnapdragon 8 Elite Gen 5という異なる表記があります。本記事では本文の記載に合わせてSnapdragon 8 Gen 5としています。
50MPデュアルカメラと専用AIキーを搭載
背面カメラは、50MPのメインカメラと50MPの超広角カメラによるデュアル構成になるとされています。望遠カメラは搭載せず、メインカメラによる最大30倍のデジタルズームに対応する見込みです。
内側と外側のディスプレイには、それぞれ32MPのフロントカメラを搭載します。
また、本体右側面の電源・ロックボタンには指紋認証センサーを統合するほか、専用のAI物理キーも用意されるとされています。OSはAndroid 17をプリインストールします。
通信面では5G、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0に対応し、BluetoothではLE Audioも利用できます。物理的なnanoSIMスロットを備える一方、eSIMにも対応する構成です。
IP48とIP49に対応、重量は215g
耐久性についてはIP48とIP49の認証に対応するとされています。折りたたみスマートフォンでは防塵・防水性能も重要になるため、Motorolaがこの部分を強化している点は注目されます。
一方で、本体の厚さは競合するワイド型フォルダブルより大きくなる見込みです。折りたたみ時は12.6mmで、Galaxy Z Fold 8とされる9.7mmを上回ります。
重量は215gで、Galaxy Z Fold 8の201gより14g重い一方、Apple初のワイド型フォルダブルとされるiPhone Duoの254gよりは39g軽いとされています。
Motorolaとしては、大容量バッテリーや大型ディスプレイを搭載しながら、ワイド型フォルダブルとしては比較的軽量な部類を狙った設計とも考えられます。
発売は12月中旬を予定か
カラーは「PANTONE Dark Botanical Garden」と「PANTONE Coriander」の2色が用意されるとされています。
発売時期は現時点で12月中旬がターゲットとされていますが、最終的な日程は変更される可能性があります。
年末に登場する端末としてはSnapdragon 8 Gen 5を採用する点がやや意外ですが、最新世代の最上位チップを避けることで製品価格を抑え、価格競争力を高める狙いがある可能性もあります。
Motorola初のワイド型フォルダブルは、6.92インチ・165Hzディスプレイや5,000mAhバッテリー、50MPデュアルカメラなど、ハイエンドモデルらしい構成になりそうです。一方で、12.6mmという折りたたみ時の厚さも大きな特徴となりそうで、実際の価格や携帯性がどのように仕上がるのかにも注目が集まります。

