
Pixelシリーズのユーザーから、9月の最近のアップデート後にスマートフォンの動作が重くなった、アニメーションがカクつくといった報告が相次いでいます。Pixel 8シリーズを中心にPixel 7やPixel 9、Pixel 10シリーズなどでも同様の声があり、Googleのアップデートが原因ではないかと疑うユーザーも出ています。
アプリのスクロールやアニメーションでカクつき
きっかけとなったのは、Pixel 8 Proを使用しているRedditユーザーによる投稿です。
投稿者によると、Google Play開発者サービスやAndroidの最新アップデートを適用して以降、ここ1カ月ほどで動作性能が明らかに低下したといいます。特にアプリ一覧をスクロールするときや、アプリ内でアニメーションが再生される場面で、以前にはなかった引っかかりを感じるようになったとのことです。
ストレージ使用率は約70%ですが、以前から同じ程度だったため、ストレージ容量が原因とは考えにくいとしています。
さらに、YouTube Premiumの音声のみで再生する機能でも不具合が発生しているとのことです。ほかのアプリへ移動すると動画の再生が停止したり、再生自体は続いていても音声が聞こえなくなり、YouTubeアプリを再び開くと音声が戻ったりするケースがあると報告しています。
Pixel 7からPixel 10まで報告が拡大
コメント欄には、同様の症状を訴えるユーザーが複数登場しています。
Pixel 9 Proを使用しているユーザーは、端末の反応が非常に悪くなり、動作が重くなったと報告。Pixel 8ユーザーからも、ホーム画面へ戻る際のアニメーションが正常に表示されず、アプリが画面右側へ飛び出した後に左側から戻ってくるような不自然な挙動が発生するとの声が寄せられています。
Pixel 7やPixel 8では、スクロールそのものが重くなったという報告もあります。中にはブラウザやYouTube、Instagramなど日常的に利用するアプリ全体でラグが発生し、スクリーンショットを撮影するだけでも5~6秒かかるようになったというユーザーもいます。
また、Pixel 10やPixel 10aでもアップデート後にグラフィックのカクつきや動作の引っかかりを感じるという報告があり、特定の世代だけで発生しているとは限らないようです。
再起動で一時的に改善するケースも
一方で、症状が常に発生しているわけではないとの報告もあります。
Pixel 9では1日半ほど動作が重くなったものの、その後は正常に戻ったというユーザーがいるほか、Pixel 10aでは9月のアップデート後に動作が重くなったものの、その後に配信されたGoogle Playのアップデートを適用したところ、動作が滑らかになったという報告もあります。
再起動によって一時的に改善したという声もありますが、しばらくすると再び症状が発生するケースも報告されています。
なお、コメントでは初期化やアップデートのロールバックを試す方法についても言及されています。ただし、ロールバックにはブートローダーの状態などによってデータ消去が必要になる場合があるため、安易に実行するのは避けたほうがよさそうです。
バッテリー消費の異常を訴える声も
今回の投稿では動作の遅延が中心となっていますが、同じアップデート後にバッテリーの異常消費を経験したという報告も見られます。
Pixel 7ユーザーの一人は、アップデート直後からGPSや音楽アプリを使った2時間程度の運動で、通常より大幅にバッテリーが減少したと説明しています。その後も端末をほとんど使用していない状態でバッテリーが減り続け、本体が温かくなることもあったとしています。
ただし、これらはあくまでReddit上の個別ユーザーによる報告です。現時点でGoogleが今回の症状を特定のアップデートによる不具合として認めたわけではなく、すべてのPixelで同じ問題が発生していることを示すものでもありません。
今回のコメントを見る限り、Pixel 7からPixel 10まで複数世代で似た症状を訴えるユーザーがいる一方、問題が発生していないユーザーや、追加のアップデート後に改善したユーザーもいます。今後Googleから修正アップデートが配信されるのか、また原因がAndroid本体やGoogle Play開発者サービスなどのどこにあるのかが注目されます。


