
MediaTekの次世代フラッグシップ向けチップとみられる未発表SoCを搭載したVivoの新型スマートフォン「Vivo X500 Pro Max」の試作機が、Geekbenchに登場したと報じられています。MediaTekはこのチップの存在を正式に発表していませんが、ベンチマーク情報からは「Dimensity 9600 Pro」と呼ばれる可能性がある新チップの仕様の一部が見えてきました。
ただし、今回確認された端末は開発段階の試作機とみられ、チップも本来の性能を発揮する設定ではなかった可能性があります。そのため、現時点のベンチマークスコアだけで実際の性能を判断するのは早そうです。
最大4.55GHzの8コア構成、試作機ではクロックが制限か
Geekbenchに掲載されたのは、モデル番号「V2610」の端末です。CPUは8コア構成で、最大4.55GHzの高性能コアを2基、最大4.35GHzのパフォーマンスコアを3基、最大3.10GHzの高効率コアを3基搭載する「2+3+3」構成となっています。

今回のテストでは、シングルコア性能が2,653ポイント、マルチコア性能が7,516ポイントを記録しました。ただし、最上位の高性能コアは最大4.55GHzとされる一方、ベンチマーク実行時には2.8GHzに制限されていたとみられています。
つまり、今回の結果はチップ本来の性能を反映していない可能性が高く、正式版のDimensity 9600 Proがどの程度の性能を発揮するのかは、まだ判断できません。適切なクロックで動作した場合には、Geekbench 6でシングルコア4,200~4,300ポイント、マルチコア12,000~12,500ポイント前後に達するとの予測も出ています。
12GB RAMモデルの存在も示唆
ベンチマーク情報では、利用可能なメモリ容量が約11GBと表示されていることから、少なくとも12GB RAMを搭載したモデルが用意される可能性があります。
Dimensity 9600 Proについては、2nmプロセスを採用するとされるなど、次世代のフラッグシップ向けSoCとして大幅な進化が期待されています。ただし、チップの名称や正式な仕様についてはMediaTekから発表されていないため、現時点ではリーク情報として受け止める必要があります。
200MP望遠カメラと8,000mAhバッテリーを搭載する可能性も
Vivo X500 Pro Max自体も、非常に高いスペックを備えたフラッグシップモデルになるとみられています。これまでの情報では、6.85インチの2K LTPOディスプレイを搭載し、最大144Hzのリフレッシュレートに対応する可能性があるとのことです。
カメラについては、50MPのSony製LOFICセンサーを採用したメインカメラに加え、200MPのペリスコープ望遠カメラを搭載すると予想されています。バッテリー容量も約8,000mAhと非常に大きく、90Wの有線急速充電に対応する可能性があるなど、性能だけでなくカメラやバッテリー性能にも力を入れたモデルとなりそうです。
Vivo X500 Pro Maxは2026年9月にも発表されると予想されています。今回のGeekbench情報が事実であれば、正式発表に向けて未発表のMediaTek製フラッグシップチップに関する情報も、今後さらに増えていくことになりそうです。

