
PlayStation 5ユーザーの間で、自身がプレイした覚えのないゲームが「最近プレイしたゲーム」欄に表示されるという奇妙な現象が報告されています。中には成人向けコンテンツを含むタイトルも含まれており、PlayStation Network(PSN)の管理システムに何らかの問題が発生している可能性が指摘されています。
今回の騒動を受け、Sonyは該当する表示機能を一時的に無効化したとみられています。
プレイしていないゲームが履歴に出現
問題が注目を集めるきっかけとなったのは、複数のユーザーがSNS上で公開したスクリーンショットです。

そこには、自身が購入もダウンロードもしていないゲームがPS5の「最近プレイしたゲーム」一覧に表示されていました。中には成人向け要素を含むタイトルもあり、一部ユーザーの間で困惑や不安の声が広がっています。
さらに問題視されているのは、表示されたゲームの中にはPlayStation Storeで配信されていない作品も含まれていたという点です。
そのため、一部ではPSNのバックエンドシステムが第三者によって悪用されている可能性があるとの見方も浮上しています。
アカウント乗っ取りとは別の問題か
もっとも、現時点ではユーザーアカウントそのものが侵害された証拠は確認されていません。
実際、多くの報告では不審なログイン履歴や購入履歴の改ざんなどは確認されておらず、アカウント乗っ取りとは異なる種類の問題と考えられています。
一方で、PSNのセキュリティ体制については以前から批判の声がありました。過去には著名なゲーム関係者がアカウントを不正アクセスされる被害を受けた事例もあり、サポート体制や本人確認手続きの脆弱さが問題視されてきました。
PSNのデータ管理機能に脆弱性の可能性
セキュリティ研究者やコミュニティの一部では、今回の問題は「ゲームライブラリ」や「アクティビティ履歴」を管理するPSNの内部システムに起因している可能性があると指摘されています。
仮にこの見方が正しければ、第三者がユーザーの所有状況に関係なくゲーム履歴を追加できる状態になっていることになります。
現時点では被害が表示情報に限られているように見えますが、データの整合性という観点では決して軽視できない問題です。もし同じ仕組みが他の機能にも影響するのであれば、より深刻な事態につながる可能性も否定できません。
Sonyは機能を一時停止した可能性
報告が広がった後、多くのユーザーが「最近プレイしたゲーム」欄の内容が消えていることを確認しています。
Sonyから正式な説明は出ていませんが、問題の調査や影響範囲の確認を目的として、該当機能を一時的に停止した可能性があります。
ただし、過去のPSN障害やサービス停止時と同様に、現時点では公式から詳細な説明がないことに対して不満の声も上がっています。
今回の問題はアカウント情報の流出や不正課金といった直接的な被害には発展していないようですが、PSNの内部管理システムに関する新たな懸念を浮き彫りにしました。念のため、PSNアカウントでは二段階認証を有効にし、定期的なパスワード変更やログイン履歴の確認を行っておくと安心でしょう。今後、Sonyがどのような説明や対策を示すのか注目されます。
