
サムスンが、乗り物酔いの軽減を目的とした新しいアプリ「Hearapy」を公開しました。Galaxy Buds向けの機能として紹介されていますが、実際には条件を満たせば他社製イヤホンでも利用できる点が注目されています。
低周波サウンドで酔いを軽減する仕組み
Hearapyは、特定の低周波音を再生することで、内耳のバランス感覚に働きかける仕組みを採用しています。具体的には約100Hzのサイン波を一定時間再生し、脳が動きをより正確に処理できるようサポートするとされています。

サムスンによれば、約1分間の再生で最大2時間程度の効果が持続する可能性があるとのことです。視覚的な補助ではなく音によってアプローチする点が特徴で、従来の画面表示による対策とは異なる方向性となっています。
名古屋大学の研究がベースに
この技術の背景には、名古屋大学の研究成果があるとされています。同大学の研究では、一定の音量で約100Hzの音を1分程度聴取することで、平衡感覚の改善につながる可能性が示されています。
重要なのは、再生中に他の音が混ざらないこととされており、安定した低周波音を維持できる環境が求められます。
Galaxy Buds以外でも利用可能
公式にはGalaxy Budsとの併用が推奨されていますが、実際には100Hz付近の低音をしっかり再生できるイヤホンであれば利用可能とされています。
たとえば、Galaxy Buds 4は対応機種の一例として挙げられていますが、より低い周波数に対応するイヤホンであれば同様の効果が期待できる可能性があります。
実際に他社製イヤホンでの動作も確認されており、特定のハードウェアに限定されない柔軟な設計となっている点は評価できそうです。
アプリは単体で利用可能
Hearapyは専用機能として組み込まれているわけではなく、アプリ単体として配信されています。Google Playストアからダウンロードでき、対応するイヤホンを用意すればすぐに利用できる手軽さも魅力です。
今回のHearapyは、音によって乗り物酔いを軽減するというユニークなアプローチを採用しており、今後の発展が期待される分野と言えます。対応イヤホンの幅広さも含め、日常的な移動時の新たな選択肢として注目されそうです。

