Galaxy S9の再来か サムスンが可変絞りカメラ復活を検討との噂が浮上

サムスンの次なるカメラ技術として、かつてGalaxy S9シリーズに搭載されていた可変絞りカメラが再び採用される可能性が浮上しています。海外のリーク情報によると、将来のGalaxyシリーズでこの仕組みが復活するかもしれません。

次世代iPhoneを意識した動きか

この情報は、中国の著名リーカーであるDigital Chat Station氏がWeiboに投稿した内容によるものです。それによると、サムスンは来年以降に登場するとされるiPhoneが可変絞りカメラを採用する可能性を前提に、同様の技術をテストしているとのことです。

Appleは2026年モデルのiPhone Proで新しいカメラ機構を導入するとの噂が以前からあり、サムスンとしてもそれに先んじる、あるいは対抗する狙いがあると見られています。

可変絞りとは何が変わるのか

カメラの絞りは、レンズを通してセンサーに入る光の量を調整する役割を持っています。絞りを開くことで多くの光を取り込み、暗所でも明るい写真が撮れる一方、背景が大きくぼけやすくなります。逆に絞りを絞ると、光の量は減りますが、画面全体にピントが合いやすくなります。

一般的なスマートフォンのカメラは絞りが固定されていますが、可変絞りを採用すれば、ソフトウェア処理に頼らず、物理的に被写界深度をコントロールできるようになります。ポートレート撮影では自然な背景ぼけを、風景撮影では広い範囲にピントが合った写真を撮影できる点が大きなメリットです。

Galaxy S9で一度実現していた技術

実はサムスンは2018年に発売したGalaxy S9およびS9+で、すでに可変絞りカメラを実用化しています。当時のメインカメラは、f1.5とf2.4の2段階で絞りを切り替えられる仕組みを採用していました。

今回の噂が事実であれば、当時と同様に複数段階のプリセットを切り替える方式になる可能性が高そうです。絞りを絞った設定は光量の多い屋外など、明るい環境での撮影が主な用途になると考えられます。

折りたたみ端末の大型化も同時に検討中?

なお、Digital Chat Station氏は、サムスンが将来的により横幅の広い折りたたみスマートフォンの検討も進めているとしています。こちらもAppleの将来計画を意識した動きと見られており、カメラだけでなく筐体デザインの面でも大きな変化が起きる可能性があります。

可変絞りカメラは一度市場から姿を消した技術ですが、再び脚光を浴びることになれば、スマートフォンの撮影体験そのものが大きく変わるかもしれません。今後の公式発表や追加情報に注目したいところです。

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