Nothing Phone (3a)シリーズ、初のアップデートが配信開始 ― 期待以上の進化も

イギリス発のスマートフォンブランドNothingが、新たに発売したNothing Phone (3a)およびPhone (3a) Pro向けに、早くも最初のソフトウェアアップデートを提供開始しました。発売直後に初回アップデートを行うのは、Nothingではすでにお馴染みの動きですが、今回のアップデートにはカメラ機能の強化だけでなく、AIや「Essential Space」の改良など、意外な進化も含まれています。

カメラ性能の強化が中心、細かな使い勝手も改善

NothingやOnePlusをはじめ、多くのスマートフォンメーカーは、新機種発売後すぐにカメラのチューニングを行う傾向があります。今回のアップデートでも、カメラ性能の向上が目玉の一つとなっています。

具体的な変更点は以下の通りです。

  • カスタムフィルター対応:CUBEファイルをインポートし、独自のフィルターを作成可能に
  • マクロモードの改善:接写時のディテールをよりクリアに再現
  • ポートレートモード強化:背景ぼかしの精度向上
  • カメラアプリの最適化:全体的な動作の安定性とパフォーマンス向上

Essential Spaceがさらに便利に

Nothing Phone (3a)シリーズの特徴的な機能「Essential Space」も、大幅に強化されました。この機能は、スマホのホーム画面やロック画面上に必要な情報を直接表示できるものですが、今回のアップデートで次のような改善が加えられています。

  • 新たにEssential Spaceウィジェットを追加し、ホーム画面やロック画面でコンテンツを直接確認可能に
  • ホーム画面や詳細ページのデザインを刷新し、使いやすさを向上
  • 予定を一元管理できる「Upcoming」セクションを導入
  • 「Smart Insight」がシステム言語に対応

また、「Essential Key」機能も進化し、ワンタップでスクリーンショットを保存しメモを追加長押しでボイスメモを即座に記録できるようになりました。

AI・セキュリティの強化も

Nothing Galleryでは、新たにAIによる顔認識やシーン分類機能が追加され、よりスマートなアルバム整理が可能になりました。また、Nothing独自の「パワーオフ時のパスワード認証」機能も搭載され、セキュリティ面での強化も図られています。

このアップデートは段階的に配信されており、まずは一部のユーザーに提供された後、数日以内に全ユーザー向けに展開される予定です。今後もNothing OSの進化に注目です。

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Nothing/CMF Phone
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