Android 16でついにスマホにもロック画面ウィジェットが登場!

Googleは、Android 16の最初の四半期アップデート(QPR1)でスマートフォン向けのロック画面ウィジェットを追加することを発表しました。これは、以前Androidタブレット向けに限定的に導入された機能をスマホにも拡張するもので、長年求められてきた機能の復活ともいえます。

ロック画面ウィジェット、スマホ版はタブレット版と何が違う?

Android 15 QPR1では、タブレット向けに「Glanceable Hub」という専用ページが設けられ、ロック画面からウィジェットを簡単に確認できるようになりました。しかし、スマートフォン向けには提供されず、実際に使えたのは一部のユーザーに限られていました。

Android 16 QPR1では、このロック画面ウィジェット機能がスマホにも拡大されます。ただし、スマホ版はタブレット版とはいくつかの違いがあるようです。

  1. ウィジェットの表示方法の違い
    • タブレットでは横スクロールの2×3グリッドで表示されますが、スマホでは画面幅の関係上1列ずつ表示される仕様になっています。
  2. アクセス方法の違い
    • タブレットではロック画面の右端からスワイプでアクセスできますが、スマホでは「スクリーンセーバー」機能を利用してウィジェットを表示する仕組みになります。
    • 具体的には、スマホを充電器に接続するか、ドックに置くことでウィジェットが表示される設計になっています。将来的には、スタンドに立てかけるだけでウィジェットを表示する機能も追加される可能性があります。

Android 16 QPR1の正式リリースは2025年9月?

Googleは、ロック画面ウィジェットがAndroid 16 QPR1で正式に導入されると発表しています。このQPR1(四半期アップデート)は2025年夏の終わり頃に予定されており、過去のスケジュールを考慮すると9月のリリースが有力です。

Android全体のウィジェット環境がさらに進化

ロック画面ウィジェットがスマホにも対応することで、Androidのウィジェット環境はさらに充実すると考えられます。特に、開発者が特別な対応をしなくても、すべてのAndroidウィジェットがロック画面で利用可能になります。

ただし、ウィジェットから直接アプリを開くためには、開発者が「android:showWhenLocked="true"」を設定する必要があります。また、特定のウィジェットをロック画面に表示させたくない場合は「not keyguard」というカテゴリを指定することで非表示にできる仕様になっています。

また、GoogleはOEM(スマホメーカー)に対して、ウィジェットを表示する仕組みはカスタマイズ可能にするが、UI自体は統一する方針を示しています。そのため、メーカーごとに多少の違いはあるものの、基本的な使い勝手は統一される見込みです。

スマホのロック画面がさらに便利に

ロック画面ウィジェットがスマホに正式導入されることで、Androidユーザーの利便性は大きく向上すると考えられます。ロックを解除せずに天気や予定、スマートホームのコントロール、ニュース、株価情報などをチェックできるのは大きなメリットです。

今後、ウィジェットが普及すれば開発者による高品質なウィジェットの開発も進むことが期待されます。Androidのエコシステム全体にとっても、今回のアップデートは大きな意味を持つことになりそうです。

ソース

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