クアルコムの2022年フラッグシップ向けチップセット、Snapdragon 8 Gen1。
4nmプロセスの最新チップで、前チップセット、Snapdragon 888からの進化が期待されていましたが、いざ蓋を開けてみるとその評価はイマイチ。
そんなSnapdragon 8 Gen1の「不評」に関して、Twitter上の超有名リーカー、Ice universe氏が同チップの製造担当であるサムスンを痛烈批判していました。
サムスンは上半期に4nmのゴミSnapdragon 8 Gen1でAndroidフラッグシップフォンを台無しにした。でも最大の損失を被ったのはサムスンのS22シリーズ(大量販売でSnapdragon 8+版なし)、これは仏教でいう「報い」である。
要は、今回のSnapdragon 8 Gen1はサムスンが製造担当をしたことが問題で、これにより、同チップを搭載した2022年上半期のフラッグシップモデルは総じて「ダメ機種」になってしまった、ということ。
一方、その「ゴミ」チップセットの最大の被害を受けているのはサムスン自身で、Galaxy S22 Ultraの売上?はこのダメチップによって大きな影響を受けているようです。
ご存知のように、このIce universe氏はサムスン関連の情報リーカーとしてはおそらく最も有名な人物で、同氏がこのような辛辣なコメントをするというのは、やはりいかに今回のサムスン製SD8Gen1が酷かったか、というのを物語っているように思えます。
Snapdragon 8 Gen1搭載モデルは国内でもXperia 1 IVやAQUOS R7、Galaxy S22シリーズなど、複数のモデルが展開されていますが、やはり前チップからの性能向上というという点ではいずれの機種もいまいち。
それどころか、一部ではかなりの発熱問題の報告もあがっており、ここ数年で1番の「問題児チップ」とも言えそうです。
また、発熱問題の報告が上がらない機種でも、かなりアグレッシブなスロットリングがされているようで、その結果、ベンチマーク性能で前チップから大きく変わらないといった状況も。
なお、同氏は以下のようなアドバイスも:
スマートフォンは2年前の機種を購入し、サムスン・プロセスのチップセットを搭載したモデルは買わない方が良い、とのこと。
ちなみに昨年のSnapdragon 888も製造はサムスンと言われており、今回の同氏のアドバイスに従うと、現在買って良い機種は一昨年のSnapdragon 865や865+/870を搭載したモデル、ということに。
一方、Snapdragon 8 Gen2を搭載すると思われる来年のAndroidフラッグシップはすべてTSMCプロセスになる、とのことなので、現在、フラッグシップの購入を検討している方は来年まで待つのが吉なのかもしれませんね。
ソース:Twitter
コメント