
Samsungが、Galaxyスマートフォンで発生するレンズフレアをAIによる画像処理で低減・除去する技術をテストしているとの情報が出ています。リーカーのkro氏によると、同社はすでに試作ソフトウェアによる検証を進めており、得られた結果はかなり良好だとされています。
レンズフレアは、強い光源をカメラで撮影した際に、光の反射によって画面上に光の筋やゴーストのような像が現れる現象です。スマートフォンのカメラではレンズやセンサーの構造上、完全に防ぐのが難しい問題の一つとなっています。
SamsungはAIによる画像処理で対策か
今回の情報によると、SamsungがテストしているのはAIを利用した画像処理によってレンズフレアを取り除くソフトウェアです。
kro氏は、Samsungが「AI処理を利用したプロトタイプソフトウェア」をテストしていると主張しており、現時点の試作結果ではレンズフレアを完全に除去できるケースもあるとしています。さらに、この技術は比較的早い段階で製品に導入される可能性があるとも伝えています。
ただし、どのGalaxyに搭載されるのか、正式提供の時期がいつになるのかについては明らかになっていません。現時点ではリーク情報に基づく話であり、Samsungから公式発表があったわけではありません。
Galaxy S27シリーズで採用される可能性も
導入時期については、2027年初頭に登場するとみられているGalaxy S27シリーズが候補になる可能性があります。
Galaxy S27、Galaxy S27+、Galaxy S27 Pro、Galaxy S27 Ultraは、2027年第1四半期の発表が予想されており、例年通りなら1月または2月に発表される可能性があります。ただし、現時点でSamsungは具体的な発表日を明らかにしていません。
そのため、今回のAI処理がGalaxy S27シリーズの新機能として登場する可能性は考えられるものの、現段階で搭載を断定することはできません。
ハードウェアで対策するメーカーも
レンズフレアへの対策は、ソフトウェアだけでなくカメラの光学系でも行われています。
例えばVivoの一部スマートフォンでは、ZEISSのT*コーティングを採用しています。レンズ表面に特殊なコーティングを施すことで、フレアやゴースト、レンズ内部で発生する光の反射を抑える仕組みです。
Vivoだけでなく、ZEISSとの協力関係を持つSonyのスマートフォンでも、こうした光学的なアプローチが採用されています。一方、今回伝えられたSamsungの方式は、撮影後の画像処理によって問題を補正する点が大きな違いです。
光学系の改善とAIによる画像処理はそれぞれ異なるアプローチですが、うまく組み合わせれば、強い光源が画角に入る場面でもより自然な写真を撮影できる可能性があります。
Galaxy S27 Ultraはカメラ構成も変更か
Galaxy S27 Ultraについては、レンズフレア対策とは別に、カメラハードウェアや画像処理にも変更が加えられるとの情報が相次いでいます。
メインカメラには新しいセンサーが採用されるとみられているほか、望遠カメラは従来の3倍望遠を廃止し、5倍ペリスコープ望遠を中心とした構成になるとの情報もあります。
さらに画像処理についても複数のアップグレードが予定されているとされています。ただし、これらも現時点では公式発表前の情報であり、最終製品で仕様が変更される可能性があります。
Galaxyシリーズではこれまで、カメラハードウェアの大型化だけでなく、画像処理によって写真品質を改善する動きも続いています。今回のレンズフレア対策が実際に製品へ導入されれば、強い光源を含むシーンでの撮影品質を改善する新たなアプローチとして注目されそうです。
もっとも、今回の情報はあくまでリークであり、Galaxy S27シリーズへの搭載を含め、実際にいつ、どのモデルで利用できるようになるのかはまだ分かっていません。今後Samsungが正式に発表するまで、続報を待つ必要があります。


