
Sonyのフラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII」について、海外コミュニティで突然電源が落ちる現象を報告するユーザーの投稿が注目されています。投稿者はすでに一度端末交換を受けているものの、交換後の端末でも異なる形で電源トラブルが発生しているとしています。
なお、この症状は発売後しばらくして広く報告された基板不良による電源が入らなくなるいわゆる文鎮化とは異なる挙動だと投稿者は説明しています。
高負荷時に突然電源が落ちる症状
問題を報告したユーザーは、数か月にわたりroot権限でログを取得して調査した結果をまとめています。それによると、端末にある程度の負荷がかかった際に突然電源が落ちることがあるとのことです。
具体的には、CPUに負荷がかかる処理や重いアプリを使用した際などに発生することがあり、電源が落ちる前に明確な警告やエラーは表示されないとされています。
バッテリーのログからは、以下のような挙動が確認されたといいます。
- 通常時のバッテリー電圧は約4.0V付近
- 負荷が急に高まった瞬間に200〜340mVほど電圧が急落
- 電圧低下とほぼ同時に端末が突然シャットダウン
シャットダウンの発生が非常に速く、ログにクラッシュ情報が残らないケースも多いとしています。
本体を押した際に再起動が発生することも
さらに興味深い点として、端末のバッテリー付近や基板周辺を押した際に電圧がわずかに変化する場合があることも確認されたとしています。
また、以下のような特徴もあるとのことです。
- 動作温度はおおむね35〜43度で異常なし
- 熱暴走やサーマルスロットリングの兆候は確認されない
- 本体を押した際にシャットダウンが発生することがある
こうした挙動から、投稿者は発熱ではなく電源供給の不安定さが原因ではないかと推測しています。
想定される原因
投稿者が可能性として挙げている原因は次の通りです。
- バッテリー内部抵抗の劣化
- バッテリーコネクタや接点の問題
- バッテリーと基板間の電源接続の不安定化
いずれも電源系統に関係する要素であり、負荷時に電圧が急激に落ちる現象と整合する可能性があるとしています。
同様の報告は少数ながら存在
コメント欄では、月に一度ほどランダムに再起動が起きるというユーザーの書き込みも見られました。一方で、バッテリーや取り付け状態の不具合ではないかと指摘する声もあり、現時点で原因ははっきりしていません。
今回のケースはあくまで個体差によるトラブルの可能性も十分考えられます。ただし、Xperia 1 VIIでは過去に基板不良による交換対応が行われた経緯があり、その対象外の端末や交換後の個体でもランダムな再起動や電源落ちを報告する声が散見されるのも事実です。
そのため、一部ロットや特定の個体で電源周りに不安定な挙動が出ている可能性も否定できません。現時点では公式からこの症状についての説明は出ておらず、今後同様の報告が増えるかどうかが注目されそうです。
