SD870リリースの背景はコレ?クアルコム「成熟したプロセス」のチップで世界的チップ不足に対応

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当サイトでも過去にお伝えしたクアルコム製のチップの世界的な供給不足問題。

サムスンやXiaomiといった最大手メーカーですら確保に苦労しており、XperiaやAQUOSなどを展開する比較的小規模なスマホメーカーのモデルについてはリリース時期がずれ込むといった噂すら出てきている状態。

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そして今回、台湾メディアのePriceがこれに関連する興味深い記事を掲載していました。

同サイトがクアルコムのCEO、Steve Mollenkopf氏からのコメントとして伝えたもので、これによると現在の最先端のプロセスで製造されているチップの不足問題は複雑ですぐに解消できるものではない、とのこと。

そのため、同社では比較的「成熟した」プロセスで製造されたチップ製品を供給することで対応する意向を示した模様です。

ここで言う、「最先端のプロセスで製造されているチップ」というのはおそらく5nmプロセスのSnapdragon 888を指すと思われ、要は同チップを含む5nmプロセスチップの供給不足の解消にはまだ時間がかかりそう、という事だと思われます。

一方、「成熟したプロセス」、つまり7nmプロセス以前のプロセスで製造されるチップに関しては比較的増産などが簡単なようで、これらの旧チップの供給増で現在のチップ不足に対応する予定、とうことに。

また、ePriceによると今年vivoやOPPOといったメーカー(Motorolaもですが)がSnapdragon 870を搭載したモデルをリリースしたのは単純に製品の多様化という目的だけではなく、一つのプロセッサ、つまりSD888の不足問題を回避すると言う目的があった、とのこと。

Snapdragon 870は今年の初めに発表された一応最新チップですが、ハード的には7nmプロセスの昨年のハイエンド向けチップ、Snapdragon 865のアップグレード版で、そういった意味では1世代前の旧型チップとも言えます。

今回の情報から判断するに、このSD870のリリース自体がチップ不足を背景にしたもの、という可能性が高そうです。

そういえば、例年通りならばすでに正式発表・リリースされていてもおかしくないSnapdragon 765/765Gの後継チップ、Snapdragon 775/775Gは未発表、というのもこの最先端プロセスでの製造キャパシティー問題というのがあるのかもしれません。

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